父ちゃんに会うの久しぶりだなぁ〜
元気だといいな♪
「いざ行かんシーフの里」
「ところでクウちゃん」
「なに?スズサねぇちゃん」
「お父さんってどんな人?」
「ん〜?やさしいよ、怒ったところ見たことないもん」
血は繋がってないけどね〜と、笑うクウ。
盗賊Aが会話に入ってきた。
「頭はクウ様にとことんあまかったっすから」
「クウ様を拾ってきたときはすごかった、すごかった…」
盗賊Bも続けて言う。
「へへへ〜♪」
ガサ
「!!!!!??」
皆一斉に振り向く。
「おかしいなぁ〜、この辺モンスターいなかったよねぇ?」
「えぇ、いないはずですが…もしかしたら仲間で……」
「クウゥゥゥゥゥゥちゃゃゃゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!」
草むらから人が登場。何気にトカゲっぽいシルエット
『ぎゃあぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』
クウと盗賊二人の声が…
「かしらぁぁぁぁぁぁぁぁなにやっとんですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
クウに抱きつくトカゲ男。クウ涙目になって耐えている。
そこへヒビキが乱入。
「何ですか!!あなたは!!!?」
「私はクウの父リーク!!!クウの父リークだ!!!!」
「二回も叫ぶな!!!」
アズネコ華麗な突っ込み。
「お前たちこそ何者だ!!!怪しい奴らだ!!」
「頭、クウ様の友人がたっすよ」
「なんと!?なぜ早く言わない!!!!??よし!連れて行こう!!!」
ミノリゴがクウに話し掛ける
「クウ…個性のあるお父さんだな…」
「…まぁね…今のはちょっとビクッた…」
んで、到着したした…が・・・
なぜか檻の中…
「何でだゴラアァァァァァァ!!!!!!」
アズネコの声がこだまする。
「まぁまぁ、落ち着いてください」
ヒビキがアズネコをなだめる。
「なんかさ〜親馬鹿っぽかったよな…」
「う〜んクウちゃんのことが心配なんじゃないかなぁ?だから私たちを牢に閉じ込めたとか…」
「…す…すごいね…」
その頃のクウ
「何で皆を閉じ込めるのさーーーーーーー!!!!!」
「クウちゃん!!変なのと一緒に行動しちゃいけません!!!」
「変じゃないもん!!!仲間だもん!!!!」
きいぃぃぃーーーーー!!!と怒るクウ
ダメーと頑固に拒否る父リーク。
そこへ一人の青年が来た。
「親父!!!クウが帰ってきたって本当か!!?」
「来たな愚息」
「黙れ!俺はクウに逢いに来たんだ!!」
「にいちゃん、ただいま」
ピッと手を上げながら答える。
「クウゥゥゥゥゥゥ、お帰りv……」
ぎゅうぅぅぅぅぅぅぅうぅぅっと抱きしめる兄。
「兄ちゃん、父ちゃんが苛めるんだ」
「何だと!!?親父殺す!!!!!!!!!!」
「苛めてなどおらん!!!クウちゃん!!あいつらはずっと檻で過ごしてもらうからな!!!」
「!!!??父ちゃん嫌い!!!!!!!!!!」
うわーーーんと泣きながら走って行くクウ。
そのあとを兄が追う。父大ダメージ。
「かしらぁ…生きてますかぁ?」
「こりゃいかんわ…瞳孔ひらいとる…」
牢屋からミノリゴの声が響く。
「クウ〜…早く出してくんないかなぁ…」
「腹へってきたっつの…」
「そろそろどうにかしないといけませんねぇ」
「あたしに任せて〜ゲヒvベノポリュ〜」
「ぎゃーーーーーーーーーーーーー!!!!」
ミノリゴにヒット。
「ベノポリュしてどうするんだ、破壊力のある魔法でないと…」
「コナユキ、俺に任せろ」
ふふふっと不敵な笑みをするアズネコ。
「くらえ!!!ライトニンググレネード!!!」
アズネコの杖が光りだした。そのまま牢屋めがけて光が走る。
が、…跳ね返ってきた。
「うわ!!!」
アズネコかわす。その後ろのミノリゴに再びヒット。
「あびゃびゃびゃびゃびゃびゃびゃ!!!!」
「ミノリゴーーーーーーー!!!」
「ミノリちゃーーーーーん!!!」
ヒビキとスズサの悲痛な叫び声が響いた。
「うっえっ、えっく、ふぇ、うぅぅ〜」
「クウ…泣くなよ」
「だってだって〜みんながぁ〜うえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!」
兄はクウを慰めながらおもった…
(やっべプリキュンvvv)
「フッ…よし兄ちゃんに任せろ。何とかしてやる。」
「ほんと!!?兄ちゃん大好きvv」
満面の笑顔で笑いかけるクウ
しかし心の中は(ふっ、僕が本気をだしゃこのとうりさ)
と思っていた。
そんなことは知らない兄は(可愛いクウの為に一肌…いや…二肌でも三肌でも脱いでやる!!!)
作戦会議中
「いいか、うまくやるんだぞ」
「うん、わかった。兄ちゃんも気をつけてね」
「ああ、よし行って来い」
「やっほー見張りご苦労さん…うっ急にお腹が…」
「え!!?大丈夫ですかクウ様!!?」
「どうした!?」
「あ、息子殿!クウ様が腹痛の訴えを…」
「何!?よしお前連れて行け見張りはこの俺が換わろう」
「すいやせん、お願いします」
クウを抱えてすたたたたーと走っていく見張り。
それを見送りながらニヤリ、と笑う兄。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「うるさいよアズネコ、何か策を考えなよ」
「だって頑丈な上に魔法が跳ね返ってくるんだぞ。無理だろが」
「ん?誰か来たみたいよ」
「クウかな」
「出たら先ずベノポリュですわ〜げひげひげひ」
「…誰に食らわせる気だ…」
クウの兄参上。手には鍵を持っている。
「あなたは?」
「クウの兄だ。警戒すんな、助けに来ただけだ」
カチャリ
鍵が外れる。
「さあ出ろ。親父に見つかる前にな」
「ありがとうございます」
「感謝します」
皆に代わりコナユキ、ヒビキがお礼を言う。
「かまわん、だが…クウを危険な目に合わせようものなら地の果てまでも
追いかけるからな…覚悟しとけ」
兄の眼が光る。
みな思った。(あの父にこの息子あり・・・)と…
無事脱出成功
「あの…ところでクウはどこに?」
「おかしいな…ここで落ち合うはずだったんだが…」
「甘いぞ!!!愚息!!!貴様の考えなどお見通しよ!!!!」
「くっ…親父クウはどうした!!?」
「クウなら私の背中だ!!!!!」
くるっと後ろを向いてみせる。そこには父の体にぐるぐる巻きにされて捕まって
しまったクウがいた。
「にいちゃーん、つかまったぁ〜(涙」
「あんた何やってんだ!!!!!!!!!!!!!!!」
兄貴マジギレ
父は誇らしげに笑っている。
皆あっけにとられている。
ミノリゴが兄に話しかける
「うわぁぁ…仲悪いんですか?あなたとクウの父上は…」
「クウに関してはな…あの変態と血がつながっていると思うと鳥肌が出てくる」
「だろうな…」
「あんたも充分変態ですわ〜げひげひげひ」
「あ、本当の事言っちゃダメよジュンちゃん!!」
「案外ひどいコト言うんだねスズサ…」
「え?なにが??」
(自覚がないのが怖い…)
「ふっ親父この俺に喧嘩を売ろうというのか?」
「クウをかけて勝負だ」
「望むところ」
親子の殴り合いが始まった。
「なんか大変なことになったね…」
「ええ、どうしましょうか…」
「いつものことだから大丈夫だよ、行こう」
「ん〜クウがそういうなら……!!!!???」
いつの間にかクウがいた。
クウはピースをしてただいまのポーズをする。
「え?何でここにいるんだよ!!確かクウの父上の体にぐるぐる巻きにされてたじゃん!!?」
「あれぐらい抜け出るのなんて簡単さ」
さ、行こうと促すクウ。
「ああああああぁぁぁぁぁぁぁクウちゃんが!!!!クウちゃんが去っていくぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
「また顔見せに来るよ。バイバイvv」
「元気でな〜クウ〜しっかりやれよ〜」
ぼろぼろで泣き悶える父。同じくぼろぼろで手を振る兄貴。
うっすら涙が浮かんでいる。
「今回はいつもよりマシだったなぁ」
「…あれで?」
「うん。すごいでしょ」
「すごいって言うか…こわかった…」
「あはは、今度は僕一人で里帰りするよ」
「あたしは行きたいですわー〜げひひひひ」
「じゃぁこんどは僕とジュンで一緒に行こうか」
「げひひひっひひひひひひひベノポリュ連発したいですわ〜」
「父ちゃんに当てるといいさ。楽しみだなぁ〜」
(ひどいこと言ってるなぁ〜。)と思うコナユキ。
TO BE CONTINUED
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