クウ「ばれたいんでー?」
ヒビ「ちがいますよ。バレンタインデーです。」
ミノ「ばれてどうするんだよ…」
スズ「大好きな人やお世話になった異性の人に贈るものなんだって」
ジュ「とっても面白い行事ですわ〜」
ミノ「間違っても俺に贈るなよ。特にジュン」

むしろなんにもするな、と言い放つミノリゴ。

スズ「大変なことになっちゃうもんね」

笑顔で答えるスズサ。
無言で黙るジュン。

ミノ「で、なにをあげるのか決まってんの?」
ヒビ「噂によると黒くて甘いもの、つまりチョコレートを贈るんだそうですよ」
スズ「いろんな形に変えて贈るんだって」

おもしろそうよねぇ〜っとスマイルで言うスズサ。

ミノ「じゃぁ溶かして型に入れて固めるだけ?」
スズ「そうよ。簡単でしょ?」
ヒビ「クウは誰にあげるんですか?」
クウ「ん〜ユキちゃん…かな?いっぱいお世話されてるし、皆は何かあげるの?」
ヒビ「え?」
クウ「異性の人って男ってことだよね?アズネコやユキちゃんにあげるの?」
スズ「う〜ん私はアズさんによく守ってもらってるからアズさんに何かあげようかな」
ヒビ「私はコナユキに。色々お世話になっているし…」
ミノ「そうだなぁ。なんだかんだでアズしゃんにお世話になってるからアズしゃんにあげようかな」

よく回復してもらっていることを思い出す。

ジュ「あたしもアズネコにおくるぅ〜げひv」

この発言にみんなジュンを見る。
いつもなら毒物ターゲットはミノリゴ、コナユキのはず…(すでに毒物と決定)

ヒビ「熱でもあるんですか?いつもならコナユキで試すじゃないですか」
ジュ「反応にあきた。新しい反応がほしいげひvげひv」

ヒビ「…そうですか。では、各自別れて作りましょう」
そのほうが楽しそうです。と言うヒビキ。
ヒビ「あ、でもモンスターがいる方へは近付かないでくださいね。」

特にミノリゴ、と顔を向けて念を押した。


皆が別れたあと…

ヒビキ編

ヒビ「えーとこれを溶かしてこれを入れてまぜて…よし!」

ころころとと転がしはじめたヒビキ
ヒビ「これで冷やして完成」
順調に仕上げていったヒビキ。


スズサ編

スズ「えっとぉこれを溶かして…固めるだけじゃつまんないなぁ…そうだ!なにかフルーツをチョコで固めよっと」

鼻歌を歌いながら作っていくスズサ。
ラッピングも完璧。


ミノリゴ編

ミノ「…ん?これでいいのか…まぁ良いや…よし、完成っ」

早い・・・ラッピングもさっさと済ませて
皆のうち一番早く出来上がった。


ジュン編
チョコはもう溶かした模様。

ジュ「げひひv仕上げ仕上げvvビビデバビデブゥ〜ゲヒv」

怪しい呪文を唱えるジュン。なべからは不気味な声が聞こえる。

ジュ「アズネコの反応が楽しみですわ〜げひげひげひvvvv」


クウ編
クウ「うお!?チョコがこげた!!!なにこれ!!?香ばしい匂いがするしぃー!!」

一人でぎゃーぎゃー騒いでいる。それでも何とか固まったらしい。

クウ「…ユキちゃん…お腹壊したらどうしよう…」


そんなこんなで日も暮れてきたごろ男二人が帰ってきた。
どうやら情報を集めていたらしい。

アズ「ん?なんか甘い香りがしねぇ?」
コナ「ん…そういえば…ミノリゴたちからするんだけど…」
ミノ「うん、チョコ作ったんだよ」
ヒビ「アズさん、受け取ってくれる?」
アズ「もっちろ〜んvもらうに決まってんじゃんVvv」

目を輝かせて答える。ハートが回りに飛び交っている。
ピンクの紐でラッピング。
コナユキは隣で苦笑している。
するとヒビキがコナユキに近付いていった。

ヒビ「いつもお世話になっていますので…」

これ受け取ってください、とコナユキに手渡す。
小さく青い包みに包まれている
コナ「え?ありがとう」

アズネコの背後からジュンが接近中。

ジュ「アズネコ〜これあげますわ〜げひげひげひ」
アズ「っぎゃーーーーーーーーーー!!!!!」

逃げようとするアズネコの腕をしっかりとつかんで放さないジュン。
顔は微笑んで?いる。
なにげに包みがばかでかい。

コナ「まさに天国から地獄…」
スズ「アズさん頑張って〜♪」
ヒビ「哀れでなりません…」

言ってる割に助けようとしない一同。

ミノ「アズしゃん、俺からも」

はいっと手渡す。

アズ「あ?いらな…」

突き刺さるような殺気に、はっとミノリゴの後ろを見るとロッドを構えたヒビキが見えた。
ヒビキの目は「受け取れ」と言っていた。
冷や汗を流しながら答える。

アズ「ん、サンキュー」

薄緑色の小さな包みをもらうアズネコ。

クウ「コナユキ!これ僕からだよ!!残さないでよねv!!」

黄色の紐でラッピングされた小さな箱。

コナ「これ…クウが作ったの?ありがとう」

満面の笑顔になるクウ。

スズ「アズさん。あけて見て。きっとおいしいよvv」
アズ「おうvvv」
ミノ「あ…アズしゃん!俺のも食べてよ!!そりゃ見た目は悪いかもだけどおいしいはずだから!」
アズ「あぁ、わかった」
ジュ「…アズネコ」
アズ「ヒッ…てゆーかなんでそんなにでかいんだよ!!!?」
ジュ「感謝の気持ちですわ〜げひひひひひひ」
全員(うそだ!!!!!!)

ヒビ「コナユキお口に合うかどうか不安ですが…」
コナ「うん、ありがとう。味わって食べるよ」
クウ「コナユキ!!!!!僕のあけて見てよ!!会心の出来だよ!ちょっと焦げたけど!!」
コナ「うん、あけてみる」

しゅるり

スズサ作
イチゴにチョコがかかっている。おいしそうだ

ヒビキ作
トリュフが出来上がっている。おいしそうだ

ミノリゴ作
ハートの形がゆがんでいるがチョコの香りを放っている。おいしそうだ

クウ作
ダルサの顔したチョコが5粒出来上がっている。目が合いそうだ

ジュン作
ダル子等身大のチョコが出てきた。食べるのが躊躇される

その場にいた全員が絶句した。

アズ「おい…スズちゃんとヒビキとミノリゴは良いとして…クウとジュンのそれは…」
メンバーの中で一番早くに復活したアズネコが声をもらす。

ミノ「ダル子…ダル子だーーーーーーーーー!!!!!!!!」
スズ「わ〜vクウちゃんのかわいいv」(え!?)
ジュ「クウ、なかなかやるゲヒね」
クウ「ジュンのほうがすごいじゃん」
ヒビ「なぜこのような見るからに危険物を作るんですか!!」

その問いにクウが答える。

クウ「尊敬してる人をチョコにしたらうれしいかな〜って思ったんだv」
コナ「クウ…器用なんだね…」
クウ「おう!!父ちゃんと兄ちゃんのお墨付きだぞ!!」
ミノ「へぇ…ちなみに何作ったの?」
クウ「りんごで父ちゃんの顔作った」
ヒビ「なんというか…作ったというよりほったですよね」
スズ「クウちゃんすご〜いv」
クウ「えへへへへ」
アズ「ジュン…これを食えと…!!??」
ジュ「げひvv」
ヒビ「ジュン・・・これはちょっとキツイと思いますよ」

        ぴしっ


    ジュンのチョコにひびが!!!!


ミノ「あ…え!!??ジュンのチョコ動いてるよ!!!!!!???」
コナ「えええええええええぇぇぇぇ!!!??」
クウ「なにぃ!?ジュン!!作り方あとで教えろよ!!」
アズ「作ろうとすな!!!!!」

      バリーン!!!!!!

チョコの中からダルサが登場!!!!!!

ダル「HAHAHAHAHA!!私を食すといい!!!!!!」

ミノ「ダルサ出たーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
コナ「ししょおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!???????????」
ヒビ「何であんな小さなチョコの中から!!!!?????」
スズ「呼吸…できたのかな?」
ミノ「落ち着いてる場合じゃないよ!!!スズサ!!」
クウ「すげぇぇぇぇぇえええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」
ジュ「げひひvvあたしが頼んだんですわ〜vv」

ミノリゴ、コナユキ、ヒビキ混乱中。
スズサはダルサ心配をしている。クウに至っては尊敬の眼差しで見ている。
アズネコは真っ白になっている…

ダル「ふふふ、いたいけな少女が困っていたのでな。手を貸したのだ」
コナ「さすが師匠!!!!」
ミノ「……いたいけか?」
ジュ「………ベノポリュ〜」
ミノ「ぎゃっ!!!!!」
ヒビ「ミノリゴ!!!」

くるりとアズネコの方へ目を合わせる
ビクるアズネコ。

ダル「おまえだな、チョコを受け取った者は」
アズ「へ…え…!!?」
ダル「さぁ…少女の思いを受け取るがよい!!!!!!!!」

叫んだと同時にアズネコに向かって猛ダッシュ

アズ「ぅう!!?うあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

アズネコも必死で逃げ出した。

がんばれアズネコ
ファイトだアズネコ
神様は君を見捨ていない…たぶん…


コナ「アズネコ…戻ってくるかなぁ」
ヒビ「…さぁ…」
クウ「僕も作りたい…等身大…」
ミノ「やめれ…」



TO BE CONTINUED